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山形のうまいもの

ホッコクアカエビ(紅えび)|タラバエビ科|旬:12月〜1月

天真っ赤に色づく
庄内浜ブランド「紅えび」

ホッコクアカエビ(紅えび)

 庄内浜は、全国でも有数のホッコクアカエビの産地。冬になると紅色に輝く、身の締ったエビが水揚げされる。品質や味の良さから、県のトップブランドに認定され、庄内浜ブランド「紅えび」として全国に出荷されている。その名の由来は、女性の唇に紅を塗ったさまに色形が似ていることから名付けられた。
 紅えびは、底びき網漁が休漁となる夏場(7〜8月)を除き、通年水揚げされる。本県を代表する産地である鼠ヶ関港では、12〜1月にかけて紅えび漁が最盛期を迎える。この時期、水深400mの冷たい海洋深層水域に生息する紅えびは、甘さも増して驚くほど美味。水揚げされた紅えびは即刻洗浄され、とれたて一時間以内に箱詰めを完了させる。
 味や品質はもちろんのこと、そのブランドを裏付けるものは、漁業者による船上での徹底した鮮度管理にあるといえる。
 ところで、紅えびはその生態も不思議に満ちている。雄性先熟と言い、ふ化した幼生はプランクトンとして漂い、小エビになって約5〜6年間オスとして成長し、交尾をするとメスに性転換する。すなわち市場に並ぶ大きなものは、ほぼメスなのだ。
 そのメスの中でも子持ちのものは特に高値で、高級鮨のネタとして取り扱われる。その他、味噌汁にしても濃厚な紅えびの甘みを堪能できる一品となる。

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