山形んまいもの探しの旅
ペロリンが行く!
【Vol.2】受け継がれる、紅の心に会いたくて…。
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こんにちは!ペロリンです。今日は「紅花のことならおまかせ!」の紅太郎と一緒に、河北町にある全国で唯一の「紅花資料館」に潜入しま〜す!

ペロリン&紅太郎
▲ペロリンと紅太郎。二人は大の仲良し。

 ところで紅太郎、どうして河北町は紅花を町の花としているの?

「その昔紅花は衣装などを染色する染料や、女性の唇を彩る紅として使われていたのを知ってるかい?その紅花の主産地が山形で、河北町は室町時代から、山形の中でも有数な紅花の産地だったんだよ。
そして最上川を利用した上方との紅花交易がとっても栄えたことにより、紅花豪商が生まれ、交易によってもたらされた京の文化が花開いたんだ。この紅花資料館はもとは紅花商を営んでいた堀米四郎兵衛門の屋敷だったんだ。」

 なるほど〜、河北町と紅花には切っても切り離せない歴史の絆があるんだね。そして現在堀米邸は紅花資料館として紅花に関する様々なことを知ることができる場所として活躍しているんだね。お掘には鯉が泳ぎ、正面から門を拝した眺めは壮観!四季それぞれの表情を楽しめそうな庭園はとても落ち着いていて、の〜んびり散策したいねえ。

紅花資料館
▲紅花資料館正門前(写真クリックで別写真頁へ

 敷地内の「工房くれない」で、「最上紅花切花展」が行なわれていました。毎年開催して今回で24回目の切花展。春先、町民に紅花の種をプレゼントして、受け取った人たちがその種を自宅の庭先や畑で育て、出品してくれます。そしてその中から優秀な紅花を審査、表彰するのだそう。

そう教えてくれたのは実行委員の河北町教育委員会生涯学習係主事の真木秀章さん。地元の青年団と高校生のボランティアのグループとそのOBが中心となり準備をしているそうです。

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おいしい山形
推進機構事務局