山形んまいもの探しの旅
ペロリンが行く!
【Vol.25】川西町の冬のんまいものを求めて!
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 冬本番の12月、これからますます寒くなるけど、んまいものに出会うためなら、何処へでも行っちゃう僕は、冬のんまいものを求めて、「寒中キャベツ」と「玉庭むくり鮒」の生産地、川西町にやって来たペロ。
「寒中キャベツ」は、雪の中から収穫する寒中野菜(キャベツ・白菜・ねぎ)のひとつで、とっ〜ても甘いキャベツなんだペロ。そして、「玉庭むくり鮒(ぶな)」は、鮒を調理した置賜地域の郷土料理で、地元主婦の方が中心になり、養殖から加工販売まで行われているんだペロ。
ともに、これから出荷作業が大詰めをむかえる、冬にしか味わえない、んまいものペロ。う〜ん、早く会いたいペロ〜♪

寒中キャベツ
▲オリジナルの袋に包まれた「寒中キャベツ」。

 

 川西町は山形県南部・置賜地域のほぼ中央にあるペロ。昭和30年、一町五ヵ村(小松町、大塚村、犬川村、中郡村、玉庭村、吉島村)が合併して誕生した町で、最上川の西側に位置することから、川西町と名づけられたんだって。その地勢は、広大な田園となだらかな丘陵地からなり、豊かな自然を利用した農業が盛んなんだペロ。以前に、「紅大豆」、「うこぎ新梢」等の在来品種野菜の生産地を訪ねたペロね!
 今回は、「寒中キャベツ」、「玉庭むくり鮒」それぞれの生産者の方々を訪ね、冬のんまいものを紹介してもらうペロね、楽しみペロ〜♪
 最初は、雪の中から収穫する「寒中キャベツ」の生産地・上奥田地区を訪ねるペロ。
生産者の金子好一さんは、約2ヘクタールの畑で、7月に種をまき、雪が降る12月中旬から、収穫を行っているんだペロ。
寒さの中での収穫作業は、とっても大変で、雪に覆われた畑を重機で除雪した後、手作業で傷つけないように丁寧に掘り起し、収穫するんだペロ。
出荷は2月下旬まで続き、県内はもちろんのこと、宮城県、福島県の小売店でも販売されているんだペロ。



生産者の金子好一さん
▲「あの時は、まいったなぁ〜」と、苦労を振り返る生産者の金子好一さん。

 

 「寒中キャベツ」は、寒さの変化がんまさを左右するため、ここ数年の暖冬に苦労したことがあったんだって。
数年前の冬、気温が下がらず雪が降らなくて、雪を山からトラックで何度も運んで、人工的にかぶせたんだペロ。でも「寒中キャベツ」は、腐れてしまい出荷できなかったんだペロ。自然に降り積もる雪でなければ、んまさと品質を保てないことを痛感したんだって。
大変な苦労を経験したからこそ、ん〜まい「寒中キャベツ」を作ることができるペロね。

金子さんは、置賜地域の寒中野菜(キャベツ・白菜・ねぎ)生産者18人からなる「寒中野菜部会」に所属していて、寒中野菜をたくさんの人に食べてもらえるように努めているんだペロ。
最近では、「寒中キャベツ」の試食販売を販売先のスーパーで行ったりして、食べてもらうきっかけ作りに取組んでいるペロ。
「『寒中キャベツ』のおいしさを県内外に知ってもらい、山形の冬の特産品として広めたい!」と、話してくれたペロ。

金子さんの熱いおもいと苦労が、寒い冬に味わえる「寒中キャベツ」のんまさの元になっているペロね!



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