ペロリンの山形旬情報
【Vol.67】いちご(おとめ心)
(2017年3月24日)

今回は、山形県の「いちご(おとめ心)」について紹介するペロよ!

今月の旬な農産物

「いちご(おとめ心)」

かわいらしい形と鮮やかな色、爽やかな甘さが人気の「いちご」。山形県内では、冬の「とちおとめ」にはじまり、春の「おとめ心」、夏から秋の「サマーティアラ」など、様々ないちごが栽培されています。
平成16年にデビューした春収穫用の品種「おとめ心」は、山形県が14年の歳月をかけて育成したオリジナル品種です。


山形県オリジナル品種「おとめ心」

日本三大砂丘の一つ、山形県の庄内砂丘では、戦前からいちごの露地栽培が行われてきました。昭和40年代からはハウス栽培に移行し、作付面積も一時は大きく増加しました。いちごは需要が高いだけに産地間競争が激しく、庄内の気候風土に適した新しい品種が求められるようになりました。

昭和63年、山形県砂丘地農業試験場(現・庄内総合支庁農業技術普及課産地研究室)が新品種開発に着手。10年の歳月をかけて味の良い「砂丘S2号」が生まれました。さらに3年をかけて「糖度が高く酸味もある」、「光沢があり外観がよい」、「果実が硬い」、「うどんこ病に強い」という優れた特徴を備えた「砂丘S3号」が誕生し、後に「おとめ心」と命名されました。


旬のおいしさ!召し上がれ

現在、主に山形県の庄内地方と村山地方で栽培されている「おとめ心」。香りが良く、甘味もたっぷり、しかも酸味があって、甘味と酸味のバランスのとれたおいしいいちごとして、市場から高い評価をいただいています。4月から5月が「おとめ心」のおいしい季節。さまざまな品種のいちごが店頭を飾りますが、山形の「おとめ心」を見つけたら、ぜひご賞味ください。




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