ペロリンの山形旬情報
【Vol.68】わらび
(2017年4月26日)

今回は、山形県の「わらび」について紹介するペロよ!

今月の旬な農産物

「わらび」

わらびは、山形県を代表する山菜で、くせのない香りと特有のぬめりで、皆から愛され昔から食べられています。

また、山形県は、わらび生産量日本一で、全国生産量の46%(平成27年度実績)を生産しており、全国へ春の味覚を届けています。

県内では、5月上旬から6月下旬までが旬となっており、山野や観光ワラビ園へ県内外から多くの方がわらび採りに訪れます。

わらびは、日当たりのよい原野や山の斜面に自生していて、その茎は地中を伸びて良く生長するので、生育環境が良いとあたり一面がわらび畑になります。

わらびが良く出る場所は、樹木の伐採から数年たった日当たりの良い斜面で、探す際には、前年に枯れた茶色の葉を目印にすると良いでしょう。

また、採る時は、葉が開く前の先が丸くなっているものを柔らかい部分から折ると良いでしょう。

採ったばかりのわらびは、灰汁(アク)が強く、また毒性がありそのまま食べることができません。多くの場合アク抜きという作業を行います。アクは、重曹を含む熱湯に1晩程度漬け置きし、そのあと水で洗い流すことで抜くことができ、毒素も分解することができます。


おいしい食べ方

食べ方は、本来の風味を味わえるおひたしや煮物、味噌汁の実にすると良いでしょう。

また、大量にわらびが取れた時は、塩漬けにしたり天日干しにして、保存食として活用します。

わらびの根からは良質なでんぷんがとれ、それをもとにつくられるのが、わらび餅です。


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