ペロリンの山形旬情報
【Vol.91】うるい
(2019年3月25日)

今回は、山形県の「うるい」について紹介するペロよ!


今月の旬な農産物

「うるい」

早春の息吹を伝える「うるい」は、ユリ科の多年草で、山野に自生する山菜。地中の茎から繁殖する地下茎の植物で、サクッとした歯ごたえと、軽いぬめりが魅力です。山形県では、村山地方、最上地方を中心に栽培が行われ、冬季のハウスでの促成栽培のものと、春の訪れとともに出荷時期を迎える露地栽培のものがあります。


色鮮やかな「小笹うるい」

「小笹(おざさ)うるい」は、明治20年代後半に上山市の男性が山中でみつけたものを採取し、里で栽培したのが始まりと言われています。その地名から小笹うるいと名づけられ、今も原種を引き継ぐ伝統野菜として珍重されています。

小笹うるいは通常のものに比べて茎が太く、ぬめりの強いのが特徴。また鮮やかな葉の緑と真っ白い茎のコントラストも美しく、この対比を出すために微妙に調整しながら日光を当てるなど、栽培には高度な技術が必要です。


うるいの簡単レシピ

【うるいのおひたし】

うるいをサッとゆで(ゆですぎないように)3cmくらいに切ります。醤油をそのままかけても良いですが、だし汁で少し割ったほうがうるいの春らしい風味を感じます。上にかつおぶしをふりかけて。


【うるいの浅漬け】

うるいを生のまま3〜4cmくらいに切ります。3%程度の塩水を入れたボールかビニール袋を用意し、その中に一晩ほどうるいを浸します。次の日には、さわやかな浅漬けが楽しめます。


【うるいのサラダ】

うるいを切ってザルに入れ、熱湯をかけたら素早く冷水に採ります。ボールを用意し、うるい、オイルサーディン、サラミ、さらし玉ねぎを入れ、ドレッシングを加えてざっくりと混ぜます。


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