ペロリンの山形旬情報
【Vol.98】米
(2019年10月25日)

今回は、山形県の「米」について紹介するペロよ!


今月の旬な農産物

「米」

秋空に、美しく輝く稲穂のすがた。今年も新米の季節がやってきました。稲作に最適な条件を備えた適地として広く知られる山形県。恵まれた気候風土に加え、栽培技術の向上や品種改良の地道な努力が積み重ねられ、今日の「山形の米」が育まれました。山形県のオリジナル品種「つや姫」、「雪若丸」、「はえぬき」は、それぞれ特長を備えたとびきり「おいしいお米」です。令和元年産、とれたての「山形の米」を、ぜひご賞味ください!


今年で10周年!「つや姫」

近年、山形県産米の名声を一気に高めたのが2010年にデビューしたブランド米「つや姫」。わが国のおいしいお米のルーツとなる「亀ノ尾」の正統の系譜から、食味の良さを追求し、交配から10余年の歳月をかけて「つや姫」が誕生しました。今年は、デビュー10周年の記念の年となります。

「つや姫」の特長は、ふっくらつややかな白さ、そして粘りと柔らかさの絶妙なバランス。旨み(アミノ酸)が多く含まれています。「つや姫」は「ごはんそのもの」がご馳走です。

おいしさと安全・安心を追求する「つや姫」は、栽培にこだわり、4つの厳しい基準を設けています。

◎栽培適地:気象条件等で選定した「栽培適地」で栽培しています。

◎生産者認定:山形「つや姫」「雪若丸」ブランド化戦略推進本部長が認定した生産者が栽培しています。

◎特別栽培:栽培基準を有機栽培米や特別栽培米に限定し、安全・安心な栽培体系に取り組んでいます。

◎出荷基準:県下全域でタンパク値による出荷基準を設け、出荷基準に適合したものだけを出荷しています。




いつものうまい!を変える新食感「雪若丸」

山形県の新しいブランド米として平成30年秋にデビューした「雪若丸」。しっかりとした粒感と適度な粘りが両立した新食感が特長です。

令和元年産は、99の登録生産組織が、栽培マニュアルに沿って、高品質・良食味米の「雪若丸」を生産しました。

「雪若丸」は、お寿司、チャーハンなどで実力を発揮、おいしさが際立ちます。また粒立ちがしっかりとしているため、カレーとも相性が抜群でどんな料理もおいしく引き立てます。ご飯をもりもり食べる子育て世代のファミリー層をはじめ、多くの方々に食べていただきたいお米です。


変わらぬおいしさ・ロングセラー「はえぬき」

山形県で最も多く作られている米は、平成4年秋デビューの「はえぬき」。作付面積は県全体の約6割を占めます。年産ごとの品質にバラつきが非常に少なく、安定して全国トップクラスのおいしさを誇っています。「はえぬき」の特長は、味、香り、外観、食感、粘りなど、「お米のおいしさ」を構成するさまざまな要素を高い水準で保持し、バランスが良いこと。冷めてもその特長は失われることがなく、おいしく食べることができます。いつも変わらぬおいしさで、山形県産米のロングセラーです。

一粒一粒に生産者の思いと丹精がこめられた山形県産米、新米のこの季節に、ぜひご賞味ください。


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