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ペロリンの山形旬情報

もも

2022年7月25日掲載

今日の旬な農林水産物

「もも」

山形県といえばさくらんぼを思い浮かべる人も多いかと思いますが、「もも」の生産量は全国第5位(令和3年度)で、温暖な気候を好むため大産地としては山形県がほぼ北限です。


「もも」の甘さの秘密

ももの甘さ

「もも」の甘さの秘密は、夏の夜の涼しさにあります。一般的に果樹は、光合成により栄養源であるブドウ糖などの糖類を作ります。同時にこの糖類は、生理的活動である呼吸作用で消費されてしまいます。山形県の内陸では、夏でも夜間は涼しく、昼に比べて植物の呼吸が抑制されるため、糖類が果実にとどまり、糖度が上がるしくみです。

また、通常、果実の外観を良くするために果実に紙袋をかけて栽培しますが、山形の「もも」の多くは無袋栽培なので、長く太陽光を浴びているので甘みが増します。


ももの栽培

ももの栽培

2月〜3月にかけて剪定し、4月にはピンクの花が咲きます。そして、実を大きくするために花摘みや摘果を行います。特に摘果は3回ほど行わないとおいしい「もも」が作れないと生産者は言います。小ぶりな実や変形した実を見逃してしまうからです。日当たりや枝の間隔を常に考えながら、生産者は栽培します。

収穫は8月頃から。柔らかい「もも」は出荷できないため、硬め硬めで収穫します。一つ一つ丁寧にもぎ取り、家庭に届くときが丁度よい食べごろになるように出荷します。


品種もいろいろ!山形県産もも

山形では8月からが「もも」の本番。さまざまな品種の「もも」が出荷されます。

生食用の5割を占める「川中島白桃」は、上品な香りに加え、日持ちもよく、食べごたえのある品種です。他には、実の肉質が緻密な「あかつき」、晩生種の「ゆうぞら」などがあります。収穫時期は、8月中が「あかつき」、8月末から9月にかけてが「川中島桃」、9月上旬から中旬が「ゆうぞら」で、いろいろな山形県産「もも」を楽しめます。


「もも」をおいしくいただく

海のミルク

ももの表面を覆う産毛は雨水をはじき、クッションとして自らを守るものです。産毛がしっかりしているものほど、新鮮です。

また、食べる1時間ぐらい前に冷蔵庫で冷やすとおいしくいただけると生産者は言います。


おいしい「もも」ができるまで

「もも」の生産から出荷まで動画をYouTube「おいしい山形Channel」で紹介しています。生産者の「もも」作りをぜひ動画でご覧ださい。

▼YouTube「おいしい山形Channel」
・もも -Fruit of Yamagata-
https://www.youtube.com/watch?v=_-eQEz4twcw

▼山形の「もも」については、こちらもご覧ください。
・山形のうまいもの(もも)
https://www.yamagata.nmai.org/crops/umaimono/fruit/peach.html


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